2024.10.25
こんにちは。横浜DeNAベイスターズのメディカルトレーナー兼栄養担当の渡辺です。
テーマが「障害予防」ということで、弊球団のトレーナーたちが実際に行っている取り組みや様々な視点からのインプットをしてくれていますが、私はトレーナーの傍らで栄養面の分野にも少し絡んでおります(昨年からこちらのブログでも度々紹介済み)ので、本日は「腸内フローラ」に関して軽くご紹介できればなと思っております。
昨今、スポーツ界でも「腸活」「腸内細菌」なんて言葉をよく聞くようになり、だいぶトレンドになっているのではないでしょうか。
この分野の研究もかなり活発になってきており、たくさんの論文なども見受けられますね。
私たちベイスターズもまだ導入段階ではありますが、選手たちのパフォーマンスを向上させる事を目的とし、今年から「腸内フローラ」へのアプローチを始めました。
<アプローチ内容> ※数名の選手をピックアップ
※選手には腸内細菌の餌となる以下のものを積極的に食事で摂取してもらうようにしています。
↓↓↓
1️⃣発酵食品(納豆、豆腐、キムチ、ヨーグルトなど)
2️⃣食物繊維(野菜、きのこ類、海藻類など)
✅腸内細菌の検便を外部業者に委託して検査を実施する。※結果に4〜6週間ほどかかる
<今後の課題>
実際のところ、まだ野球界ではサッカーやラグビーに比べて腸内細菌に関するデータが少ないのが現状です。
また、これらのデータも可視化するのが難しく、どのようにパフォーマンス向上へと繋げていくのかだったり、何をもって向上したと言えるのかを私たちベイスターズは来年に向けて仮説を立てながら試行錯誤していきたいと考えています。
もし同じような取り組みをされているチームなどありましたら是非ご紹介ください!
次の機会があれば実際に結果がどうであったかなどもご紹介できたらと思います。
私からのブログは以上になります。
読んでいただきありがとうございました。