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DeNA

2024.11.21

秋季トレーニングインターンシップ①

横浜DeNAベイスターズ ファームメディカル担当の戸谷です。今年も昨年に引き続き、秋季トレーニングにおいてトレーナーインターンを採用し活動して頂きました。インターンは合計5名で、専門分野はそれぞれ分かれていますがDeNAベイスターズにおけるSC、MC、ARの3つの部門を体験してもらいました。

今年は日本シリーズまで進出し、例年と比較し短期間での秋季トレーニングとなりました。インターン参加者達も短い期間での現場経験でしたが、全員がこのインターンシップを通して目標としていた学びを達成できたと言って頂き、この機会を設けられたことの意味は大きかったと考えています。また普段チームと関わりが無い彼らからのインプットは視点を変えるきっかけとなり、我々としても学びになりました。

インターンシップ参加者の感想を紹介させて頂きます。

今回参加させて頂いたインターンシップを通して特にチームの勝利を目的とした団結力の高さを感じました。秋季トレーニング中の朝に行うオールスタッフミーティングでは監督・コーチやトレーナーだけでなく、クリーニング担当の方や食堂のスタッフ等全てのスタッフが参加していることから、横浜DeNAベイスターズ(YDB)に関わる全てのスタッフがチームの一員としての自覚を持ち、日々の業務にあたるためのマインドセットが成されているのだなと感じました。また、プロの競技チームではよく監督・コーチの立場が強く、トレーナーの意見が聞いてもらいにくいという声が聞こえる事もあるのですが、YDBでは双方の信頼関係があるのか、ミーティングにおいても対等に話をしているように感じました。インターン期間中、私はストレングス&コンディショニング(S&C)が専門であるため、S&Cの取り組みを中心に見させて頂いたのですが、「最終的には競技に転移させる」ということを非常に意識して指導されていると感じました。特にストレングストレーニングにおいては、ただ筋力を高くする、ただ筋肉を大きくするだけではなく、まずは身体の基本的な使い方を選手自信が自分の身体と対話する中で学ぶことができるような指導から始まり、過負荷をかけていく際には、重量だけでなく運動に対してノイズを加えることで、慣れない・不快と感じる状況下においても筋力を発揮できるような取り組みをされていると伺いました。これはまさに、常に状況が移り変わり、プレッシャー等のノイズが加わった中でパフォーマンスを発揮しなければならない野球選手にとって重要な考え方だと感じたのと共に、トレーニング指導の考え方が変わるきっかけとなりました。今回のインターンではトレーナーが選手に提供している指導のレベルの高さをとても感じましたが、今後の課題としてはトレーニングに対して選手の取り組む姿勢に個人差があることが挙げられると思いました。選手がトレーニングを行うことで自分の野球のパフォーマンスに対してどのようなメリットがあるのかをイメージできるようなはたらきかけができると更に良くなるのではないかと思いました。

濱田 銀河

投稿者 : trainer

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