2024.11.28
横浜DeNAベイスターズ ファームメディカル担当の戸谷です。
今回もチームの一員となり障害予防に努めてくれたインターンシップ参加者の感想を紹介させていただきます。
日頃、クリニックで投球障害の高校生や大学生を治療担当し医療現場においては、痛みなど何らかの症状を有している選手の治療を主に行っています。その中で復帰していく過程でスポーツ現場の投球強度や状態を確認できることが難しい現状があります。そのため、スポーツ現場でサポートする方々と医療現場の選手との関わり方を学ぶ目的で、今回のインターンシップを志望しました。
実際に、9日間のインターンシップを経験してみて、チームにおけるメディカルスタッフの関わる部分の多さに驚きました。
例えば、キャッチボールのスピード設定、球数の管理を実際にやっており、投手コーチとも意見を交換しているとこを現場で見ると、普段、クリニックでは、そこまで視野を増やして考えることがなかったので新しい考えや視点を増やすことができました。また、ストレングス、コンディショニングにおいてもコーチ陣に対しても積極的にコミュニケーションをとって選手のコンディショニングを上げていく工夫などが見られてとても学ぶことが多くありました。
選手との関わりの中では、実際にコミュニーションをとり、シーズン中に行っていたトレーニング、ウォーミングアップやオフの取り組みについて聞くことができました。1人の選手からは、練習前に足部から感覚を入れることをことをシーズン等通して行っており、「打席に立って踏ん張る感覚が良くなった。」など選手自身がどのようなことに意識を向けているのかなど実際に知ることができました。
このインターンシップを通して、メディカルスタッフが実際のスポーツ現場での役割やコーチ陣とのコミュニケーションの取り方や普段考えていないような視点に気づくことができとても素晴らしい経験ができました。
金城 慶