
2025.05.17
横浜DeNAベイスターズ(以下:YDB)でファームのメディカルケアを担当させて頂いる高屋敷です。
これを見ている人はプロ野球でトレーナーになりたい人がよく拝見していると聞きます。
そんな方に対してお伝えできらと思いブログを書かせて頂きました。
今回のテーマはYDBのトレーナーチームがどんなチームを目指しているのか?です。
でもその前に、何故今回のテーマを考えたのかというと
先日もインターンのスタッフに以前は何を(前職)していていたか質問される経緯がありました。
インターンのイメージとすると
以前から野球現場でバリバリトレーナーとして働いている人がプロ野球の現場で働いているイメージでした。
私自身も入団するまではそんなイメージがありました。
(私自身はトレーナーとして野球関係で働くのは初めてです)
実際にYDBのトレーナースタッフの前職(経歴)は
・プロ野球、独立リーグのトレーナー経験者
・海外でのトレーナー経験者(野球)
・オリンピックでのトレーナー経験者
・他競技のトレーナー
(アメフト、ラグビー、サッカー、卓球、)経験者
・整形外科、治療院、接骨院勤務経験者
・訪問看護での勤務経験者
と様々です。
その中でスポーツ現場でのトレーナーの経験がないスタッフもいますし、スタッフ自身に野球経験がないスタッフもいます。
YDBのトレーナーは色々なバックグラウンドがあり様々な経験をしてきたスタッフ在籍しています。
もちろんそれぞれのスタッフが他のスタッフにはない能力を持っているのは間違いありません。
前提として
ではなぜYDBでは様々なスタッフが在籍するか?
それはYDBが目指す組織(トレーナーチームを含め)は「自己進化型組織」を目指しているからです。
簡単に言うと、それぞれが各個人が進化(成長)し続ける組織です。
そんなの当たり前だって考えるかもしれませんが
なぜ自己進化なのか?
それは、世の中が変化が早く予測がつきにくい時代だからこそ自ら変化を作り出す時代であり、各個人が予測できない状況に対応し組織を前に進めて変化を作り出すこと求める時代だからです。
簡単ではありませんが
そのために大切な考えとして
多様性を受け入れ、その先に一つの方向に向かって組織としてまとまることを大切にしています。
YDBのトレーナースタッフはいろいろなバックグラウンドあって、考え方が違い、当たり前ですが一人一人の常識が違います。
現場で働いているとそれぞれの考え方は違うもんです。
一人一人のトレーナーとして価値観は違います。
正直考え方や常識が違うことでのトラブルはありますが、
その違いを素晴らしいと理解して上で、
一つの方向にチームとして向かうことを組織とすると大切にしています。
正直今のトレーナーチームが自己進化組織に慣れているかというと完成系ではありません。
でも私個人とするとそれで良いと考えていて、自己進化型組織に向かって日々進化成長し続けているように感じています。
以前インターンの採用に携わる経験をさせて頂いた経験があります。
何百というエントリーシートを拝見させて頂いて感じたことは、
95%は「プロ野球の世界でトレーナーになること夢です」と書かれている事が殆どでした。
プロ野球でトレーナーになる事が目的になっており、「何のために」プロ野球でトレーナーになるのかわからない事が多かった印象がありました。
その中で私が評価させて頂いたのは、
候補者自身の課題に対して、インターン通じて自分自身がどう成長したいのか?
その考えが明確な方を評価させて頂いた経験がありました。
正直書類や面接で人を評価すること自体難しいことですが、候補者がどんなBeing(心のあり方)をもっているのか大切してました。
参考になるかわかりませんが
人と違っていい事
色々な考えでいい事
そして
自信を持って意見が言える事
YDBではそんなトレーナー組織を目指しています。あなたの今後の参考にしていただば幸いです。