2023年より、日本プロ野球トレーナー協会の会長を務めます、
東京ヤクルトスワローズの川端理広です。
本協会は1960年に、日本のプロ野球球団に所属するトレーナーにより発足されました。
「トレーナーって何をしているの?」と聞かれると、昔は
「わかりやすく言うと、試合中デッドボールが当たった時にグランドに出て行ってスプレーかける人だよ」
などと伝えていましたが、近年はトレーナーの仕事が多様化し、専門性の高いものになってきています。
そのため、現場におけるトレーナーの役割が重要視され、緊急時対応、スポーツ傷害予防、
コンディショニング向上、スポーツ傷害後のリハビリテーションなど、様々な事に取り組んでおります。
設立当初より、日本野球機構(NPB)の支援のもと、
協会員の知識・技術の向上を図ることを目的とし、年1回の研究会を開催しております。
研究会では、各球団のチームドクターとトレーナーによる症例発表とその検討を行う
「ドクター・トレーナーミーティング」や、各球団トレーナーによる研究発表などを行っています。
外部より講師を招いての「特別講演」を行い、今後の課題や取り組みなどについて検討しております。
その他、外部団体の米メジャーリーグトレーナー協会(PBATS)との間では、交換研修制度の元で、
トレーナーの派遣、受け入れを行い、相互の理解を深めるとともに、知識、技術の共有をはかっています。
今後、当協会のホームページを通じて障害予防等の情報を配信しますので、ご活用いただければ幸いです。
私たちは、選手がより良い状態でパフォーマンスできるよう、
真摯な姿勢で知識や技術の向上を目指し、取り組んでいく所存です。
どうぞ宜しくお願いいたします。
川端理広
佐々木順一
門田大祐
三浦真治
芹田強
芦村尚
石井雅也
福永富雄
川島希余茂
猿木忠男
升永雅純