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DeNA

2023.11.21

秋季トレーニングインターンシップを終えて①

横浜DeNAベイスターズ1軍チーフトレーナーの橋脇です。先日のブログ記事で投稿したように、秋季トレーニング中に4名のインターンを採用しました。PT, SC, 鍼灸と違ったバックグラウンドのインターンに参加していただき、短い時間でしたがプロ野球の現場を経験していただくことができました。こちらもこのインターンシップを通して学ぶことが多く、実りのあるインターンシップになったと思います。

インターンシップ参加者の感想を紹介させていただきます。

今回のインターンでは、プロ野球の現場におけるトレーナーの在り方のほか多くのことについて学ぶことができました。
トレーナーの方々の知識や技術も凄いのですが、各トレーナーが独立しているのではなく、トレーナー同士がコミュニケーションを活発にとっていました。持っている資格も多様で、これまでの経験や分野も違う中で隙間時間を見つけては、各選手について「どうすればこの選手はいかに早く復帰できるか」「どうすればこの選手はパフォーマンスアップできるか」などのコミュニケーションをたくさんとられていました。選手のコンディショニングをより良くするために色々な視点を持つことを大切にしており、トレーナー間で尊重し合っているのだなと感じました。各分野での専門性を持つトレーナーが、それぞれの専門性を十分に発揮し、専門外の部分や経験が不足している部分は、他のトレーナーと意見交換することで、選手に対してより良いものが提供できているのだなと感じました。
また、プロ野球の現場で活躍しているトレーナーが更に高みを目指して自己研鑽もしており、休みの日は勉強会などに積極的に参加したり、外部の方をチームに呼んだりなどしてスキルアップにも積極的に取り組んでおり、そういった取組姿勢についても大変勉強になりました。
更に、トレーナー間だけではなく、監督・コーチの方々とも密に連携を図り、選手一人一人への対応として「今この選手に対して何ができるのか」を常に考え、各選手に適したアプローチをしている姿勢や、選手自身が何を目標としているのか、どこが弱点なのかなどの選手目線もすごく重要視をしていることを知ることができました。あくまでもプレーするのは選手であること、選手の自主性を育むこと、選手とその他スタッフ間でギャップが生じないようにすることなどもトレーナーの役割であるということも大変勉強になりました。  
そして、監督をはじめコーチ、トレーナー、スタッフ、選手などが一人一人高いプロ意識を持った上で、ワンチームとして勝利の為に同じ方向を向いており、その一員でいられたこの1週間は、毎日が充実していてとても実りのある1週間でした。
今後は、現在、携わらせていただいているアマチュアの選手達に、今回の素晴らしい経験を少しでも伝えていければと考えています。また、自分自身も今回の経験を踏まえ、プロ野球の世界に再び携われるように自分の専門分野について更にスキルアップしていきます。

保科諒真, PT

投稿者 : DeNA

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