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DeNA

2023.11.24

秋季トレーニングインターンシップを終えて③

この度、秋季キャンプのインターンシップに4日間参加させていただき、球団S&Cスタッフのアシスタント業務や選手・その他のスタッフとの会話を通して多くの事を学ぶ事ができました。

まず始めに感じた事は、S&Cコーチという専門家として選手と接する上で相手をリスペクトする心を持つことが大前提重要であるという点です。
選手と会話をする際に、目線の高さを合わせる事や傾聴の姿勢を取る事により、選手が「もっと話したい」「この人に話を聞いてもらいたい」と思えるような安心安全な環境を組織内で作っており、いつでも選手が相談に来やすい環境が作られていると見て取れました。このような環境設定により、選手の要望や考えを詳細に汲み取る事ができ、専門家としての能力を存分に発揮できる基盤を整えられるからこそ、専門領域からの介入により選手やチームの目標達成に貢献できる可能性が更に高くなると感じました。
私自身現場で活動している際に、選手から多くの情報を収集する事が目標達成に向けた第一歩として重要であると感じている為、今回見て学んだ球団スタッフの選手との関わり方や人間性を今後の取り組みに活用していこうと思いました。

またプロの世界であるからこそ、監督やコーチ・S&Cコーチ・トレーナー・栄養士・R&Dなど、球団に携わる専門分野が多岐にわたり、各専門家のチームワークが選手やチームを支える上で非常に重要になってくると感じました。インターンシップ活動中に選手の打撃動作に対して、コーチ・選手・R&Dで意見を交わす場面があり、その際に各専門家は自身の意見を主張するだけでなく、他専門家の意見も聞き、選手の感覚を考慮しながら会話が進んでいました。更に近くに居たトレーナーは会話をメモしており、選手の情報を収集していました。この現場を目の当たりにした際に、これこそが専門家としてのプロの仕事であり、選手のパフォーマンス向上に多角的な視点から物事を捉え、組織全体で選手をサポートする事であると感じ、感銘を受けました。
このような多角的視点からのサポートの一角として私も選手やチームに貢献できるよう、まずは自身の専門家としての知識・技術を磨いていこうと思います。

最後になりますが、インターンシップ活動の4日間で上記内容以外にも多くの事を肌で感じ、貴重な経験をする事ができました。また、私自身一人の専門家として、長所と成りえる部分と短所であり改善しなければならない部分が明確になった為、これらの点に取り組み、選手やチームの目標達成に貢献できる人材になれるよう日々仕事をしていきたいと思います。

宮本佑哉, CSCS, CPT, JSPO-AT

投稿者 : DeNA

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