2024.02.28
横浜DeNAベイスターズのS&C四角です。本日はどこでも誰でも簡単に試すことのできる呼吸エクササイズ2種を紹介したいと思います。
ずば抜けたパフォーマンスを発揮するアスリートは代償運動のプロです。代償を伴う動きをしていると身体が偏った運動パターンに陥りやすく、結果として悪い姿勢になってしまいます。ニュートラルな身体の状態に戻すことができなくなるとプレーに波があったり不調に陥りやすく、最終的には障害発生につながってしまうケースも多いです。我々は呼吸という基本的な運動ができるかどうかを確認し、日々選手のコンディションをチェックしています。
呼吸(特に呼気)ができない選手は、腰背部を代償させて運動しているケースが多いと感じます。そんな選手に次の2つのエクササイズを実施し、前後での動作や呼吸のしやすさなど身体の変化を感じてもらっています。
皆さんも試してみて、身体の変化を感じてみましょう。
【手順】
①両足を肩幅に開き、右足を一歩後ろに下げる。
②背中を若干丸め、右股関節に向かって身体を引き、右胸郭が伸ばされるのを感じる。
③この姿勢を保ちながら 4-5 回ゆっくりと呼吸をする。鼻から息を吸い、ゆっくりと口から息を吐く。
④一度リラックスし、同じ手順をもう 4 回繰り返す。
【手順】
①両足を肩幅に開き、右足を一歩後ろに下げる。
②背中を若干丸め、体幹を右に回す。左腕は脱力して地面に向かってぶら下げる。
③右股関節に向かって身体を引き、右胸郭が伸ばされるのを感じる 。
④骨盤を右に向け、右腰部の筋肉が伸ばされるのを感じる 。
⑤この姿勢を保ちながら 4-5 回ゆっくりと呼吸をする。鼻から息を吸い、ゆっくりと口から息を吐く。
⑥一度リラックスし、同じ手順をもう 4 回繰り返す。